でんせんびょう‐けんきゅうじょ【伝染病研究所】
伝染病などの原因・予防・治療などの研究機関。明治25年(1892)大日本私立衛生会付属として北里柴三郎を迎えて発足。現在は東京大学医科学研究所。東京都港区白金台にある。
でんせんびょうよぼう‐ほう【伝染病予防法】
伝染性が強く生命に危険を及ぼす伝染病を指定し、その予防・対策について定めていた法律。明治30年(1897)制定。平成11年(1999)感染症予防法の施行に伴い廃止。
とう‐そう【痘瘡】
痘瘡ウイルスの感染によって起こる悪性の伝染病。高熱と全身に小水疱(すいほう)とが出て死亡することが多く、治ってもあばたが残る。感染症予防法の1類感染症、検疫法の検疫感染症の一。WHO(世界保健機...
とくべつ‐ほうてい【特別法廷】
やむをえない事情がある場合に、裁判所やその支部以外の場所で開かれる法廷。大災害で裁判所が損壊した場合や、当事者が長期療養を要する伝染性疾患の患者で裁判所に出頭できない場合などに、裁判所法に基づい...
とどけいで‐でんせんびょう【届出伝染病】
1 家畜伝染病予防法および農林水産省令で定められている監視伝染病のうち、家畜伝染病(いわゆる家畜法定伝染病)以外の、都道府県知事に届出義務のある伝染性疾病。 2 伝染病予防法で定められていた保健...
とび‐ひ【飛(び)火】
[名](スル) 1 火の粉が飛び散ること。また、その火の粉。 2 火事のとき、火の粉が飛んで離れた場所に燃えうつること。また、燃えうつったその火。「風下に—する」 3 事件の影響などが、無関係と...
とり‐インフルエンザ【鳥インフルエンザ】
1 A型インフルエンザウイルスによって引き起こされる鳥の感染症。自然宿主である野生の水鳥は発症しないが、鶏やウズラなどの家禽が感染すると重篤な症状を引き起こすものがあり(高病原性鳥インフルエンザ...
とん‐たんどく【豚丹毒】
家畜伝染病予防法による監視伝染病(届出伝染病)の一。豚丹毒菌という桿菌(かんきん)によって起こる。主に豚に感染するが、人間や他の動物にも感染。
ニパウイルス‐かんせんしょう【ニパウイルス感染症】
ニパウイルスによる人獣共通感染症。ヒトでは重篤な急性脳炎、ブタでは呼吸器系の症状を引き起こす。自然宿主であるオオコウモリから直接、またはブタを介して、ヒトに感染する。1990年代末に出現し、マレ...
にほん‐かんせんしょうがっかい【日本感染症学会】
急性伝染病をはじめとする感染症に関する調査・研究等を行う日本の学会。新型インフルエンザなど新たな感染症についても、対応策の提言等を行う。感染症専門医の認定も行っている。大正15年(1926)に日...