しるし‐ぶみ【伝記/文史】
1 記録。また、文書。「皇后の崩年—に載すること無し」〈宣化紀〉 2 文学と史学。「天皇仏の法(みのり)を信(う)け給はずして—を愛(この)み給ふ」〈敏達紀〉
つたい‐あるき【伝い歩き】
[名](スル)壁などに手をかけ、それに沿って歩くこと。また、敷石などに沿って、その上を歩くこと。つたいありき。「赤ん坊が—するようになる」
つた・う【伝う】
[動ワ五(ハ四)]物に沿って移動する。連続してある物などを手がかりにして進む。「涙が頰を—・う」「手すりを—・って階段を上る」「案内の矢印を—・って行く」 [可能]つたえる [動ハ下二]「つ...
つたえ【伝え】
1 つたえること。また、その内容。伝言。ことづて。「—を聞いてかけつける」 2 伝説。伝承。言い伝え。「昔からの—」 3 学問や技芸を教え伝えること。伝授。「嵯峨の御—にて、女五の宮さる世の中の...
つたえ‐う・ける【伝え受ける】
[動カ下一][文]つたへう・く[カ下二]人から受け継ぐ。「祖父から—・けた技術」
つたえ‐き・く【伝え聞く】
[動カ五(四)] 1 人づてに聞く。うわさに聞く。「—・くところによると」 2 昔からの言い伝えとして聞く。昔のことを語るときの慣用句として、話の冒頭に用いられた。「—・く、かの一行(いちぎゃう...
つたえ‐ごと【伝へ言】
言い伝えられていること。伝説。「古事記書紀に記されたる、古の—のままなり」〈玉勝間・二〉
つたえ‐と・る【伝へ取る】
[動ラ四]伝授をうけて習得する。「はかばかしく—・りたることはをさをさなけれど」〈源・若菜下〉
つたえ‐ばなし【伝え話】
1 古くから言い伝えられた話。昔話・伝説など。 2 人づてに聞いた話。「—で真相ははっきりしない」
つたえ‐びと【伝へ人】
話の取り次ぎをする人。「右近内侍(ないし)ぞさりげなき—にては候ひける」〈栄花・浦々の別〉