お‐じ【伯父/叔父】
《「小父(おじ)」と同語源》父母の兄や弟。また、父母の姉妹の夫。父母の兄には「伯父」、弟には「叔父」の字を用いる。⇔伯母(おば)。
おじ‐がたき【伯父敵】
歌舞伎の役柄の一。お家騒動などの狂言に登場する悪い伯父の役。伯父悪(おじあく)。
おじ‐き【伯父貴/叔父貴】
おじを親しんで、また敬っていう語。
おじ‐ご【伯父御/叔父御】
おじを敬っていう語。
おじ‐さま【伯父様/叔父様】
「おじ(伯父・叔父)」を敬っていう語。⇔おば(伯母・叔母)さま。
おじ‐さん【伯父さん/叔父さん】
「おじ(伯父・叔父)」を敬い親しんでいう語。⇔おば(伯母・叔母)さん。
おじじゃ‐ひと【伯父者人/叔父者人】
《おじである人の意。「者」は当て字》おじ。おじさん。おじじゃもの。「内々—も、某が参宮いたすならば、同道いたしたいと申されて」〈虎明狂・素襖落〉
おじ‐ちゃん【小父ちゃん/伯父ちゃん/叔父ちゃん】
1 (小父ちゃん)「小父さん」を、親しんでいう語。「隣の—」 2 (伯父ちゃん・叔父ちゃん)「伯父(叔父)さん」を、親しんでいう語。 [補説]多く、子供が用いる。
おじのぼち【伯父の墓地】
安岡章太郎の短編小説。平成2年(1990)「文芸春秋」誌に発表。第18回川端康成文学賞受賞。
はく‐ふ【伯父】
父または母の兄。おじ。