のし‐いか【伸し烏賊/熨斗烏賊】
するめを薄く押し伸ばしたもの。味付けしたものもある。もとは、みりんに浸してから木槌で打ち伸ばした。
のし‐およぎ【伸し泳ぎ】
日本泳法の一。水府流の基本泳法で、横泳ぎのこと。伸し。
のし‐かか・る【伸し掛(か)る】
[動ラ五(四)] 1 からだを伸ばして相手の上におおいかぶさる。「—・って押さえこむ」 2 頭ごなしに押さえつけようとする。かさにかかる。「—・るような疳癪声を出して」〈秋声・あらくれ〉 3 責...
のし‐き・る【伸し切る】
[動ラ四]存分に振る舞う。また、威張る。「町内に—・って、何処へも搦む二枚糸強がってなりませぬ」〈緑雨・門三味線〉
のし‐どり【伸し鶏】
鶏のひき肉に卵や片栗粉などをつなぎとして加え、味噌や醤油で調味し、平たく伸ばしオーブンで焼いたもの。四角形や羽子板形に切り分けて供する。ケシの実を表面に散らしたものは、松風焼きともいう。おせち料...
のし‐ひとえ【伸し単衣】
糊(のり)をつけ、火熨斗(ひのし)をかけて張った練り絹の薄い単衣。「—も同じく透きたれど」〈能因本枕・三二〇〉
のし‐ぶき【伸し葺き】
1 檜皮(ひわだ)葺きの一。檜(ひのき)の生皮を、葺き足を小さくして葺いたもの。 2 薄板を釘(くぎ)で打ちつけて葺くこと。また、その屋根。
のし‐もち【伸し餅】
ついた餅を、厚さ1.5センチほどに平たく伸ばしたもの。切り餅にする。《季 冬》
の・す【伸す】
[動サ五(四)] 1 ㋐伸びる。伸びひろがる。「枝葉が四方へ—・す」 ㋑他をおさえて地位などがあがる。勢力などが発展する。「急速に—・してきた企業」 ㋒さらに遠くまで行く。足を伸ばす。「新潟へ行...
のば・う【延ばふ/伸ばふ】
[動ハ下二]長くする。のばす。「数知らず君が齢(よはひ)を—・へつつなだたる宿の露とならなむ」〈後撰・秋下〉