たたずまい【佇まい】
1 立っているようす。また、そこにあるもののありさま。そのもののかもし出す雰囲気。「家並みの—」「庭園の落ちついた—」 2 身を置くところ。暮らし方。また、なりわい。「人間さまざまの—」〈人・梅...
たたずま・う【佇まふ】
[動ハ四]《動詞「たたずむ」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」から》じっと立ち止まっている。「われはと思ひたる女房の、のぞきけしきばみ、奥の方に—・ふを」〈枕・三〉
たたずみ【佇み】
身の置きどころ。また、生活。「馬を取られては…—が叶はぬ」〈浄・丹波与作〉
たたずみ‐あり・く【佇み歩く】
[動カ四]あちらこちらで立ち止まりながら歩く。「六波羅辺に—・いて聞きけれども」〈平家・三〉
たたず・む【佇む/彳む】
[動マ五(四)] 1 しばらく立ち止まっている。じっとその場所にいる。「花の下に—・む」 2 そのあたりをうろつく。「まだ暁に門のわたりを—・めば」〈堤・貝合〉
ちょ【佇】
[音]チョ(漢) [訓]たたずむ 立ち止まってじっとしている。たたずむ。「佇立」 [補説]「竚」は異体字。
ちょ‐りつ【佇立】
[名](スル)たたずむこと。ちょりゅう。「呆然と—して」〈長与・竹沢先生と云ふ人〉