くち‐なし【梔子/巵子/山梔子】
1 アカネ科の常緑低木。暖地に自生し、高さ約2メートル。葉は長楕円形でつやがある。夏、香りの高い白い花を開く。果実は熟すと黄赤色になり、染料とするほか、漢方では山梔子(さんしし)といい消炎・利尿...
くねん‐ぼ【九年母】
ミカン科の常緑低木。葉は大形で楕円形。初夏、香りの高い白い花をつけ、秋、黄橙色の甘い実を結ぶ。果皮は厚く、種子が多い。インドシナの原産。香橘(こうきつ)。《季 花=夏 実=冬》
くま‐いちご【熊苺】
バラ科の落葉小低木。日当たりのよい山地に生え、茎にとげが多い。葉は広卵形で三〜五つに浅く裂ける。初夏、白い花をつけ、実は赤く熟し、食べられる。
くま‐やなぎ【熊柳】
クロウメモドキ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。葉は卵形でつやがある。夏、白色の小花を群生。実はアズキ大で、熟すと黒色。
くるめ‐つつじ【久留米躑躅】
ツツジ科の常緑低木。ミヤマキリシマの一品種で、久留米地方で改良されたもの。
くろ‐うすご【黒臼子】
ツツジ科の落葉小低木。高山や北地に生え、高さ約50センチ。葉は楕円形。初夏、壺状の白い花をつける。実は球形で一部が臼状にくぼみ、熟すと黒紫色になる。ジャムなどにする。
くろ‐うめもどき【黒梅擬】
クロウメモドキ科の落葉低木。山地に自生。枝の先はとげになり、葉は卵形で先がとがる。雌雄異株で、夏、淡黄色の小花が集まってつく。果実は黒く熟し、緩下薬に用いる。
くろ‐つぐ【桄榔/桄榔子】
ヤシ科の常緑低木。南九州の山中に自生。茎はなく、根生する葉は線形の小葉からなる羽状複葉で、長さ2〜3メートルに達する。東南アジアの原産。つぐのき。
くろ‐つ‐ばら【黒つ薔薇】
クロウメモドキ科の低木。枝の先はとげ状、葉は長楕円形。実は熟すと黒色。日本では本州中部以北にみられる。おおくろうめもどき。うしころし。
クロトン【croton】
トウダイグサ科の常緑低木。熱帯アジア原産の観葉植物。葉は長楕円形や線形で、色も白・黄・赤・紫などさまざま。変葉木(へんようぼく)。