いつ‐ぞ【何時ぞ】
[副]《「ぞ」は係助詞》 1 過去または未来の、不定の時を表す。 ㋐いつであったか。いつか。「—の年か忘れたが」 ㋑そのうちいつか。「五三の価をためて、—時節を待てども」〈浮・一代男・五〉 2 ...
いつぞ‐や【何時ぞや】
[副]《「や」は係助詞》過去の不定の時を表す場合の、改まった言い方。いつか。先日。「—は失礼いたしました」
いつ‐でも【何時でも】
[副]どんな時でも。常に。「—いいから連絡を下さい」「—身につけている」
何時(いつ)となく
1 いつのまにか。いつとはなく。「—雨風もおさまった」 2 いつという期限もなく。いつまでも。「少輔—臥したりければ」〈落窪・二〉
何時(いつ)とはなしに
いつのことかわからないうちに。いつのまにか。「—二人は親しくなった」
何時(いつ)とも分(わ)か◦ず
いつとも限らず。いつでも。「いそふりの寄する磯には年月を—◦ぬ雪のみぞふる」〈土佐〉
いつ‐なんどき【何時何時】
[副]「いつ」を強めた語。「—事故に遭うかわからない」
何時(いつ)にな・い
いつもと違っている。ふだんのようではない。「こんなに早く来るのは—・いことだ」
何時(いつ)の程(ほど)にか
いつのまにか。また、いつごろか。「出でぬる人も、—と見えて」〈枕・三六〉
何時(いつ)の間(ま)に
(下を疑問の形にして)いつ。いつかわからないうちに。「—仕上げたのだろう」