じ【侍】
[常用漢字] [音]ジ(呉) シ(漢) [訓]さむらい はべる さぶらう 〈ジ〉身分の高い人のそばに仕える。「侍医・侍従・侍女/近侍・奉侍」 〈シ〉に同じ。「内侍」 〈さむらい(ざむらい...
じ‐い【侍医】
1 律令制で、典薬寮に属し、天皇を診察し、医薬を奉った医師。 2 宮内庁侍従職に属し、天皇や皇族の診療に当たる医師。
じ‐えい【侍衛】
貴人のそばに仕えて護衛すること。また、その人。
じ‐ぎょ【侍御】
天子のそばに仕えること。また、その官。
じ‐こう【侍講】
1 君主に対して学問を講じること。また、その人。侍読。 2 明治時代、天皇・東宮に和漢洋の書を講じた職。
じ‐ざ【侍坐】
[名](スル)主人・客など上位の人に従ってそばに座ること。「忠直卿は、…彼に—して居る愛妾の絹野を見た」〈菊池寛・忠直卿行状記〉
じ‐し【侍史】
1 貴人のそばに仕える書記。右筆(ゆうひつ)。 2 《直接渡すのを遠慮して、右筆を通じて差し上げる意》手紙の脇付(わきづけ)の一。宛名に添えて敬意を表す。御侍史。
じ‐しゃ【侍者】
1 貴人のそばに仕えて雑用を務める者。おそば。おつき。 2 仏・菩薩また師僧などに近侍する者。 3 キリスト教で、ミサのときに司祭を手伝い進行の補佐をする者。
じ‐しょう【侍妾】
身分の高い人のそばにいて、その身の回りの世話をする女性。そばめ。
じ‐しょく【侍食】
[名](スル)貴人のそばで一緒に食事をすること。陪食。相伴(しょうばん)。「祝賀の宴に—する」