まま【儘/随/任】
《「まにま」の音変化》多く連体修飾語を受けて形式名詞的に用いられる。 1 その状態に変化のないこと。それと同じ状態。「昔の—」「現状の—」「立った—の姿勢」 2 (多く「ままになる」の形で用いる...
まま‐で【儘で/随で】
[連語]《名詞「まま」+格助詞「で」》…の状況で。「彼はびしょ濡れの—、立ちすくんでいた」 [補説]多くは上に連体修飾語または、連体修飾句を伴って、接続助詞のように用いられる。
まま‐なら◦ない【儘ならない】
[連語]⇒儘(まま)ならぬ
まま‐なら◦ぬ【儘ならぬ】
[連語]思いどおりにならない。ままならない。「—◦ぬこの世」「多忙でデートも—◦ぬ」
まま‐に【儘に/随に】
[連語]《名詞「まま」+格助詞「に」》 1 …のとおりに。…にまかせて。「感じた—描く」「気の向く—旅をする」 2 …につれて。…とともに。「日が暮れゆく—気温が下がってくる」 3 …ので。…た...
儘(まま)にならぬが浮世(うきよ)の常(つね)
何事も思いどおりにならないのがこの世の常である。
まま‐の‐かわ【儘の皮】
仕方がなくて成りゆきにまかせる気持ちを表す語。もうどうなってもよい。ままよ。「あかぬ別れの鳥は—と、なげやりにする場所にもあらねば」〈浮・西鶴伝授車・五〉
まま‐よ【儘よ】
[感]施すすべがなく、成り行きまかせにするときにいう語。なんとでもなれ。どうなろうと勝手にしろ。「—、とにかくやってみよう」
まんま【儘】
「まま」の撥音添加。「散らかした—出かける」