おか・す【侵す】
[動サ五(四)]《「犯す」と同語源》 1 他者の権利・権限などを損なう行為をする。侵害する。「所有権を—・す」「思想の自由を—・してはならない」 2 他国の土地に不法に入り込む。侵入する。侵略す...
しん【侵】
[常用漢字] [音]シン(呉)(漢) [訓]おかす 他人の領分に無断で入り込む。おかす。「侵害・侵攻・侵入・侵犯・侵略/不可侵」
しん‐がい【侵害】
[名](スル)他人の権利や所有などをおかして損害を与えること。「著作権を—する」
しんがい‐はん【侵害犯】
法益が侵害されたという結果(実害)が発生すれば、その犯罪が完成したとされるもの。殺人罪・窃盗罪など。実害犯。⇔危険犯。
しん‐げき【侵撃】
[名](スル)侵入して攻撃すること。「斯(か)く速かに—せんとは念(おも)いがけなき事なるに」〈染崎延房・近世紀聞〉
しん‐こう【侵寇】
[名](スル)他国や他の領土に侵入して害を加えること。「幾度となく—された歴史」
しん‐こう【侵攻】
[名](スル)他国や他の領地に攻め込むこと。「内乱に乗じて敵本土に—する」
しん‐しゅう【侵襲】
[名](スル) 1 侵入し、襲うこと。 2 医学で、生体の内部環境の恒常性を乱す可能性がある刺激全般をいう。投薬・注射・手術などの医療行為や、外傷・骨折・感染症などが含まれる。
しんしゅうせい‐カンジダしょう【侵襲性カンジダ症】
⇒深在性カンジダ症
しん‐しゅつ【侵出】
[名](スル)他の勢力範囲内にまで入り込むこと。「他の候補者の地盤に—する」