あげ‐く【挙(げ)句/揚(げ)句】
1 連歌・連句の最後の七・七の句。→発句(ほっく) 2 終わり。結果。末(すえ)。「苦労した—が失敗とは情けない」 3 (副詞的に用いて)結局のところ。その結果として。現在では、連体修飾語を上に...
あまり【余り】
[名] 1 使ったり処理したりしたあとになお残ったもの。残り。余剰。「—の布切れ」「シチューの—を冷凍する」 2 割り算で割り切れずに残った数。 3 (感情などを表す連体修飾語を上に付けて副詞...
いみ・じ
[形シク]《「い(忌)み」の形容詞化。忌まなければならないほどひどい、というところから》善悪ともに程度のはなはだしいさまにいう。 1 下にくる被修飾語の程度が並々でないさまを表す。はなはだしい。...
うる【得る】
[動ア下二]《本来は下二段動詞「う」の連体形》 1 「え(得)る」に同じ。「うるところが多い」「承認をうる」 2 動詞の連用形に付いて、…することができる、可能である、の意を表す。「できうるかぎ...
おい‐な・す【負ひなす】
[動サ四](修飾語を受け)その状態に背負う。「尻籠(しこ)の矢、筈下りに—・して」〈義経記・五〉
かかり‐うけ【係(り)受け】
文章中で、係る語句と受ける語句。たとえば、主語と述語、修飾語と被修飾語は係り受けの関係にある。→かかる25 →うける9
かき‐な・す【書き成す】
[動サ四](上の修飾語を受けて)…らしく書く。…のように書く。「いとど中納言の御手を若う—・し給へると見えて」〈栄花・浅緑〉
かざししょう【挿頭抄】
江戸中期の語学書。3巻。富士谷成章(ふじたになりあきら)著。明和4年(1767)成立。文首・語頭にあって付属的に下へ係っていく、連用・連体修飾語、代名詞・感動詞・接続詞、接頭語などを挿頭(かざし...
かんどう‐し【感動詞】
品詞の一。自立語で活用がなく、主語にも修飾語にもならず、他の文節とは比較的独立して用いられるもの。話し手の感動を表す「ああ」「おお」の類をはじめ、呼びかけを表す「おい」「もしもし」の類や、応答を...
き‐な・す【着做す/著為す】
[動サ四](上に修飾語を伴って)その状態に着る。「萌黄の小袿(こうちぎ)、…なまめかしく—・し給ひて」〈夜の寝覚・一〉