ない‐しゃく【内借】
[名](スル) 1 内々に借金すること。「実家から—する」 2 受け取るべき金銭の一部を期日前に借りること。前借り。「給料から—する」
泣(な)きを入(い)・れる
1 泣きついてわびをいい、許しを求める。哀願する。「借金が返せなくて—・れる」 2 相場の暴騰・暴落のとき、売り方または買い方が相手方に対して、相当の値段での解約を頼む。
なし‐くずし【済し崩し】
1 物事を少しずつかたづけていくこと。「—に努力する」 2 物事を少しずつ変化させ、うやむやにしてしまうこと。「企画が—に変更される」「新体制に—的に移行した」 3 借金を少しずつ返すこと。「高...
なし‐くず・す【済し崩す】
[動サ五(四)]なしくずしにする。「じみちに稼ぎ稼ぎ借金を—・し」〈鏡花・湯島詣〉
な・す【済す】
[動サ五(四)] 1 借りた金品を返す。返済する。「借金を—・す」 2 義務を果たす。果たす。税などを完納する。「諸衛の大粮(たいろう)の米を—・さざりければ」〈今昔・二八・五〉
なにわエレジー【浪華悲歌】
溝口健二監督、依田義賢脚本による映画の題名。昭和11年(1936)公開。家族の借金や学費の工面のために妾(めかけ)になり、男から金をだまし取った女性が、その家族から突き放され転落していく姿を描く...
なべ‐かま【鍋釜】
鍋と釜。炊事道具。また、最低限の生活用品をたとえていう語。「—まで借金の形(かた)に取られる」
にっちも‐さっちも【二進も三進も】
[副]《そろばんの割り算から出た語で、計算のやりくりの意》物事が行き詰まり、身動きのとれないさま。どうにもこうにも。「借金が増えすぎて—行かない」
ねん‐あき【年明き】
「年季明け」に同じ。「—といふものは借金が多くて」〈滑・浮世風呂・二〉
のし‐かか・る【伸し掛(か)る】
[動ラ五(四)] 1 からだを伸ばして相手の上におおいかぶさる。「—・って押さえこむ」 2 頭ごなしに押さえつけようとする。かさにかかる。「—・るような疳癪声を出して」〈秋声・あらくれ〉 3 責...