しゃく【借】
[音]シャク(呉) シャ(呉)(漢) [訓]かりる [学習漢字]4年 〈シャク〉 1 かりる。「借款・借金・借用/寸借・前借・貸借・賃借・拝借」 2 ゆるす。「仮借(かしゃく)」
〈シャ〉 ...
しゃく‐い【借位】
1 奈良・平安時代、位の低い者に一時的に授けられた高位の位階。高貴の人に謁見したり、外国へ派遣されたりする際に行われた。 2 勅許を受けるまでの間、国司がその管内の神社に仮に授けた位階。
しゃく‐ぎん【借銀】
銀子(ぎんす)を借りること。また、借りた銀子。借金。〈日葡〉
しゃく‐ざい【借財】
[名](スル)金を借りること。また、借りている金。借金。「—して事業を立て直す」
しゃく‐しょ【借書】
借用の証書。借用証。
しゃく‐じ【借字】
漢字のもつ意義にかかわらず、その音や訓を借用して書き表す方法。万葉仮名や梵語(ぼんご)の音訳など。
しゃく‐じょう【借状】
借用の証文。借用証書。「—も持って参った」〈虎寛狂・胸突〉
しゃく‐せん【借銭】
借りた金銭。借金。借財。「家屋敷を—のかたにおく」
しゃくせん‐こい【借銭乞ひ】
借金取り。「—山のごとし」〈浮・胸算用・一〉
しゃく‐たい【借貸】
1 かしかり。貸借。 2 奈良・平安時代、官稲を無利息で貸与したこと。窮民救済や勧農のために行った。賑貸(しんたい)。仮貸(かたい)。→出挙(すいこ)