かた‐じん【堅人】
律儀な人。かたぶつ。「ちと偏屈すぎた—なのでしょうが」〈里見弴・多情仏心〉
くつ【屈】
[常用漢字] [音]クツ(漢) [訓]かがむ かがまる かがめる 1 折り曲げる。折り曲がる。「屈曲・屈指・屈伸・屈折/後屈」 2 くじける。くじく。「屈従・屈辱・屈服/不屈」 3 かがまって伸...
こ‐かい【孤介】
偏屈で、世人と調和しないこと。狷介(けんかい)。
そげ‐もの【削げ者】
偏屈者。変わり者。そげ。「かの虎渓の橋を渡りし三人の—」〈浮・元禄大平記〉
な‐とり【名取】
1 芸道で、一定の技能を修得し、家元・師匠から芸名を許されること。また、その人。「踊りの—」 2 評判の高いこと。名高いこと。また、その人。「かの偏屈者の—の謹次氏」〈蘆花・思出の記〉 「東西南...
のら
仕事もしないで遊び暮らすこと。また、その人。怠け者。放蕩(ほうとう)者。どら。「些異(ちとかわ)って居た偏屈者、それが此頃のような—になって仕舞うたは」〈露伴・椀久物語〉
ひが・む【僻む】
[動マ五(四)] 1 物事を素直に受け取らないで、曲げて考える。自分が不利なようにゆがめて考える。「じゃま者扱いされたと—・む」 2 ゆがんだ考え方をする。考え方がまちがっている。「取りはづし...
へそ‐まがり【臍曲(が)り】
[名・形動]ひねくれていて素直でないこと。また、そのさまや、そのような人。偏屈。あまのじゃく。つむじまがり。「あんな—は初めてだ」「—なことを言うな」
へん【偏】
[常用漢字] [音]ヘン(呉)(漢) [訓]かたよる ひとえに 1 本筋や中心からそれている。かたよる。「偏屈・偏見・偏向・偏差・偏在・偏食・偏重・偏頗(へんぱ)/不偏」 2 (「褊(へん)」と...
へん‐きょく【偏曲】
[名・形動]考え方や性格などが、一方にかたよりねじけていること。また、そのさま。偏屈。「寛弘にして—ならざる人とならんことを勉むべし」〈中村訳・西国立志編〉