うみ‐づら【海面】
1 海上。うみのおもて。「幾日も—が見えていた」〈犀星・花〉 2 《「つら」は傍らの意》海辺。海または湖のほとり。「さる—に出でゐたる、ひがひがしきやうなれど」〈源・若紫〉
おんがくにくつろぐビーナス【音楽にくつろぐビーナス】
《原題、(イタリア)Venere con organista e cagnolino》ティツィアーノの絵画。カンバスに油彩。縦138センチ、横222センチ。ベッドに横たわるビーナスと小犬、傍らで...
くち‐ぞえ【口添え】
[名](スル)傍らから言葉を添えてとりなすこと。「知人のために—する」
けり
[助動][(けら)|○|けり|ける|けれ|○]《動詞「く(来)」の連用形に動詞「あり」の付いた「きあり」の音変化から》動詞・助動詞の連用形に付く。 1 過去に起こった事柄が、現在にまで継続してき...
けん‐しょう【見証】
「けんぞ(見証)」に同じ。「双六(すぐろく)を打ち合ひけり…傍らに—する者ども」〈今昔・一六・三七〉
けん‐ぞ【見証】
《「けんしょう」または「けんじょ」の変化か》傍らで見ること。特に、囲碁・蹴鞠(けまり)・双六(すごろく)などに立ち合い、勝負の判定をすること。「かの御碁の—せし夕暮のことも言ひ出でて」〈源・竹河〉
こう‐くん【紅裙】
1 紅色の着物の裾。「—翻(ひるがえ)るその街路は」〈荷風・ふらんす物語〉 2 美人。また、芸妓。「—傍ラニ侍シテ酒ヲ勧ム」〈和英語林集成〉
こっ‐けん【黒圏】
文中の主要字句の傍らにつける黒い丸じるし。くろまる。
さし‐かく・す【差し隠す】
[動サ四]扇や袖などをかざして顔を隠す。「扇を—・し給へる傍ら目、いとをかしげなり」〈源・蛍〉
しん‐けん【親見】
自分の目で実状などを見ること。みずから引見すること。「校訂の間傍ら実際—の旧草を抄録し」〈渋沢栄一・立会略則〉