ガンプ【(フランス)guimpe】
肩やのど前を覆うレースやモスリンでできた襟の一種。元来は、修道女の襟元を覆うものをいうが、現在では、ローネックラインのドレスを着用する際に用いる。
き‐けん【貴顕】
[名・形動]身分が高く、名声のあること。また、そういう人や、そのさま。「—紳士」「元来—なる人の上に出るもの」〈中村訳・西国立志編〉
きゅう‐さい【宮宰】
フランク王国メロビング朝の最高官職。元来は王家の家政をつかさどるものだったが、王権の衰退とともに地位を高め行政職となったもの。マヨルドムス。
きょう‐き【驚悸】
[名](スル)驚いて胸がどきどきすること。「元来彼は死と云うと、病的に—する種類の人間で」〈芥川・枯野抄〉
きょく‐りょう【局量】
心の広さ。度量。「壱岐は元来漢学者の才子で—が狭い」〈福沢・福翁自伝〉
キンマ‐で【キンマ手】
キンマ2の技法で作った漆器。元来はキンマの葉を入れる容器。
く‐すいこ【公出挙】
奈良・平安時代に官が行った出挙。租として納められた官稲を春に貸し付けて、秋の収穫後に3〜5割の利息を付けて返させたもの。元来は勧農と救貧のための制度であったが、実際は強制的な一種の税として諸国農...
くろげ‐わぎゅう【黒毛和牛】
和牛の一品種。毛色は黒。元来は役牛(えきぎゅう)であったが、肉質がよく美味なため肉牛として各地で飼育される。神戸牛・松阪牛・近江牛・米沢牛などはこの種。公正競争規約では黒毛和種という。→和牛
クロンチョン【(インドネシア)Kroncong】
16世紀に源を発し、アフリカ・アラブの要素を加味したポルトガル音楽の影響下に形成されたインドネシアのポピュラー音楽。元来は、ポルトガル人がインドネシアに持ち込んだウクレレ風小型ギターの名称。
グルービー【groovy】
[形動]かっこいいさま。いかした。元来ジャズでの言葉。「—な演奏」