げんろく【元禄】
江戸中期、東山天皇の時の年号。1688年9月30日〜1704年3月13日。 1 「元禄袖」の略。 2 「元禄模様」の略。
げんろく‐かぶき【元禄歌舞伎】
元禄期を中心とした約50年間の歌舞伎。科白劇(かはくげき)・世話狂言が成立し、上方では和事芸、江戸では荒事芸が発達。
げんろく‐きん【元禄金】
元禄8年(1695)に江戸幕府が改鋳した金貨。元禄大判金・元禄小判金・元禄一分金・元禄二朱金の総称。「元」の字の極印があるので元字金ともいう。
げんろく‐ぎん【元禄銀】
元禄8年(1695)に江戸幕府が改鋳した銀貨。元禄丁銀・元禄豆板銀の総称。「元」の字の極印があるので元字銀ともいう。
げんろく‐げた【元禄下駄】
楕円形で、ばら緒をすげた男物の日和(ひより)下駄。通人が用いた。
げんろく‐こそで【元禄小袖】
元禄時代を中心に流行した、絞りと刺繍(ししゅう)で模様を表した丸袖の小袖。また、それを模して明治末期に流行したもの。花見小袖。
げんろく‐じしん【元禄地震】
元禄16年(1703)11月23日、関東地方南部を襲った大地震。江戸・小田原の被害が大きく、倒壊家屋2万余戸、死者五千余人を数えた。
げんろく‐じだい【元禄時代】
江戸中期、5代将軍徳川綱吉の時代。文治政治が展開し、町人の勢力が台頭して社会は活気を呈し、上方を中心に独特の文化が生まれた。
げんろく‐そで【元禄袖】
着物の袖型の名称。元禄小袖の丸袖を取り入れ、袖丈が短くてたもとの丸みの大きい袖。また、その袖のついた、女物の普段着や子供用の着物など。
げんろく‐だい【元禄鯛】
チョウチョウウオ科の海水魚。全長約15センチ。体は左右に平たく、ほぼ円形で吻(ふん)が突き出る。体側に幅広い褐色の横帯が2本あり、背びれの後部に大きな黒点がある。南日本から熱帯にかけて岩礁・珊瑚...