おい【甥】
自分の兄弟姉妹の息子。「叔父—の間柄」⇔姪(めい)。
おう‐て【追手】
《「おひて」の音変化》 1 「大手4」に同じ。⇔搦(から)め手。「佐々木兄弟四人は搦め手に廻る、北条、土肥、岡崎等—なり」〈盛衰記・二〇〉 2 「大手1」に同じ。⇔搦め手。「市野辺山(いちのべや...
おお‐え【大兄】
1 兄弟のうち、年長の者。 2 皇子につける尊称。特に、律令制以前、6、7世紀ごろの皇位継承資格者の称といわれる。 [補説]日本書紀の古訓に、「大兄」を「おひね」とよんだ例がある。
おお‐おじ【大伯父/大叔父/従祖父】
祖父母の兄弟。両親のおじ。⇔大伯母(おおおば)。
おお‐はだぬぎ【大肌脱ぎ】
上半身の衣服を全部脱いで裸になること。両肌(もろはだ)脱ぎ。「何しろ、—の荒事だからね」〈里見弴・安城家の兄弟〉
おち‐あ・う【落(ち)合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 一つ所で出合う。また、打ち合わせておいて、ある場所で一緒になる。「駅前の喫茶店で—・う」 2 川が合流する。「本流と支流が—・う」 3 考えや気持ちが一致する。「兄弟の中...
おと【弟/乙】
[名] 1 上代、男女の別なく、兄弟または姉妹の関係にある者のうち年少の者。おとうと。また、いもうと。⇔兄(え)。「其の—木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)を留めて」〈記・上〉 2 末の...
おとうと‐でし【弟弟子】
同じ師匠のもとに、あとから入門した弟子。⇔兄弟子。
おとと‐い【弟兄】
《「おととえ」の音変化か》兄弟、また、姉妹。「祇王(ぎわう)祇女(ぎにょ)とて—あり」〈平家・一〉
おと‐むすこ【弟息子/乙息子】
長男に対し、それより下の息子。また、末の息子。「それがしは故河津が—、祐成が弟箱王丸と申して」〈浄・五人兄弟〉