さきだっ‐て【先達て/先立って】
[副]《「さきだちて」の音変化》 1 さきごろ。先日。「わたしが—去る所へ参ったが」〈滑・浮世風呂・四〉 2 他よりさきに出かけて。前もって。「数馬の小姓坂田一角は—やしきへ帰れば」〈伎・水木辰之助〉
せん‐だって【先達て】
さきごろ。先日。「—お話しした件」
せんだって‐じゅう【先達て中】
この間中。「—始終(しょっちゅう)秋雨(あめ)の降り朽ちているのに」〈近松秋江・別れたる妻に送る手紙〉
せんだって‐らい【先達て来】
この間から。先日来。「—何度も電話をかけている」
せん‐だち【先達】
⇒せんだつ(先達)
せん‐だつ【先達】
1 他の人より先にその分野に進み、業績・経験を積んで他を導くこと。また、その人。先輩。せんだち。「—に学ぶ」 2 山伏や一般の信者が修行のために山に入る際の指導者。せんだち。 3 道などを案内す...