いれこ‐びし【入れ子菱】
文様の一。菱の中に、それより小さい菱を二重、三重に入れたもの。
いれこ‐ぶた【入れ子蓋】
蓋の厚みだけ容器の枠の内側を落として、上面と蓋が同平面になるように作ったもの。
いれこ‐まくら【入れ子枕】
入れ子1に作った箱枕(はこまくら)。
いれこ‐ます【入れ子枡】
入れ子1に作った一組の枡。
いれ‐こみ【入れ込み/入れ籠み】
《「いれごみ」とも》 1 多くの人を区別なくひと所に入れること。また、その場所。「けちな鰻屋の—の二階で」〈里見弴・善心悪心〉 2 混浴。 3 劇場で、開場から開幕までの時間。転じて、上方の寄席...
いれ‐こ・む【入れ込む/入れ籠む】
[動マ五(四)] 1 人や物を1か所に入れる。他のものの中に入れて、位置させる。「余計な石や植木などを—・んだらしい庭の造り方」〈有島・或る女〉 2 熱中する。夢中になる。のぼせる。「パソコン...
いれ‐ごと【入れ事】
演芸で、台本にないせりふや振りを臨時に入れること。
いれ‐さく【入れ作】
江戸時代、他人の土地を借りて耕作すること。また、その人。小作(こさく)。
いれ‐じち【入れ質】
中世に広く行われた不動産質入れの形式の一。金銭・米などを借りるとき、担保として質入れされた不動産は質取人(債権者)が自分で領有し、これから上がる利益を収得する権利をもつもの。→差し質
いれ‐ずみ【入れ墨/文身/刺青】
1 皮膚に、針・骨片・小刀などで傷をつけ、墨汁などを入れて文字や絵画などを描くこと。また、そのもの。酸化鉄・朱(しゅ)などを入れて着色もする。江戸時代から遊び人などの間に多く行われた。彫り物。刺...