いり‐まち【入(り)待ち】
1 警察関係での隠語。 ㋐閉店前に店に入って隠れ、閉店後に金品を盗んで、翌日開店後に出て行く手口。 ㋑住人の留守中に忍び込み、帰宅を待って襲いかかる手口。 2 劇場、放送局、スタジアムなどの出入...
いり‐みだ・れる【入(り)乱れる】
[動ラ下一][文]いりみだ・る[ラ下二]多くのものがまじりあって混乱する。「情報が—・れる」
いり‐むこ【入(り)婿】
婚姻により、他家の女の夫としてその家の籍に入ること。また、その人。婿養子。入夫(にゅうふ)。いりうど。
いり‐め【入(り)目】
[名・形動] 1 費やした金高。経費。出費。「種々(さまざま)の—を幾晩かかかって漸く調べあげた積り書」〈露伴・五重塔〉 2 控えめなこと。また、そのさま。「—にもなく、又さし出でても見えぬ様に...
いり‐もや【入母屋】
屋根の形式の一。上部は切妻(きりづま)造りのように二方へ勾配(こうばい)をもち、下方は寄せ棟造りのように四方へ勾配をもつもの。寺院などに多い。
いりもや‐づくり【入母屋造(り)】
入母屋屋根をもつ建物。唐招提寺(とうしょうだいじ)講堂など。
いりもや‐はふ【入母屋破風】
入母屋屋根の破風。
いりや【入谷】
東京都台東区北部の地名。鬼子母神(きしもじん)を本尊とする真源寺の朝顔市は有名。
いり‐やまがた【入山形】
1 紋所の名。「入」の字を山形に図案化したものを、二つ左右から打ち違えたもの。 2 遊女の等級の記号に1を用いたもの。吉原細見(よしわらさいけん)に使用。
いりやま‐ふだ【入山札】
贈り物とする樽酒に添える木札。上部は山形で、「入」の形に細板が組んである。贈り主の名などを書く。