やそ‐じ【八十/八十路】
80。また、80歳。→十路
やそ‐せ【八十瀬】
多くの瀬。瀬々(せぜ)。「鈴鹿川—渡りて誰(た)が故か夜越えに越えむ妻もあらなくに」〈万・三一五六〉
やそ‐たける【八十梟帥/八十建】
多くの勇敢な族長。「—、其の室に在りて」〈記・中〉
やそ‐とものお【八十伴緒】
多くの伴緒。また、朝廷に仕える多くの役人たち。「もののふの—を召し集(つど)へ」〈万・四七八〉
やそ‐ば【八十葉】
葉が多くついて茂っていること。また、その葉。「百(もも)足らず—の木は大君ろかも」〈仁徳紀・歌謡〉
やそまがつひ‐の‐かみ【八十禍津日神】
日本神話で、多くの災いを生み出す神。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が黄泉(よみ)の国から帰って禊(みそぎ)をしたときに、黄泉の国のけがれから化生した。
やそみたま‐の‐かみ【八十魂の神】
日本の国の社に鎮まっているすべての天神地祇。