そのふくろ【其袋】
俳諧集。服部嵐雪編。元禄3年(1690)刊。2冊。江戸蕉門の俳人の句を主に収録。
その‐ぶん【其の分】
1 その程度。それだけのこと。また、そうした事情。「—ではまず失敗するだろう」 2 それに相当する分。「休みをとった—あとでがんばらなくてはいけない」
その‐へん【其の辺】
1 そのあたり。その近く。「—を散歩してこよう」 2 その程度。それくらい。「—でやめたほうがいい」 3 そういった方面のこと。そういう点。「—の事情がわからない」
その‐ほう【其の方】
[代] 1 中称の指示代名詞。その方向。また、その方面のこと。「商店街は—にはない」「—がおもしろい」 2 二人称の人代名詞。同等または目下の者に対して用いる。おまえ。そち。「マヅ—ワ何事ヲ知ッ...
その‐まま【其の儘】
[名] 1 その状態のとおりで変化のないこと。もとのまま。今のまま。あるがまま。「—の姿勢でいる」「見てきた—を話す」 2 そのものに完全に似ていること。そっくり。「実戦—の演習」
[副]前...
その‐みち【其の道】
1 専門の職業・学問・技術などの方面。「—の権威」「—にかけては並ぶ者がいない」 2 色事・遊び事に関する方面。
その‐むかし【其の昔】
昔。また、それよりもっと昔。「—、山には魔物が住んでいた」
その‐むき【其の向き】
1 その方向・方面。また、その方面に関係している人。関係者。「—の専門家」 2 その方面のことを取り締まる役所。そのすじ。「—からのお達し」 3 ある物事を特に好むこと。また、そのような人。「—...
その‐もと【其の許】
[代]二人称の人代名詞。同等または目下の者に用いる。そなた。そこもと。「—にも御無用のかた然るべし、と意見したり」〈蘭学事始〉
その‐もの【其の物】
1 いま問題になっている事物。当のもの。「—ずばりの形容」 2 名詞または形容動詞の語幹の下に付けて、上の語の意味を強調する気持ちを表す語。まぎれもなくそのようであること。それ自身。「善人—」「...