其(そ)れにつけても
あとの事柄を、前述の事柄と特に関連づけて導くときに用いる。そのことと関連しても。「—一度連絡したほうがよい」
其(そ)れにとりて
その場合でも。そのうちでも。「—、三つの石を捨てて十の石につくことは易(やす)し」〈徒然・一八八〉
其(そ)れに引(ひ)き替(か)えて
これから述べることが前に述べたことと対照的であることを示す。それに比べて、まったく異なり。それにひきかえ。「長男は健康そのものなんだが、—次男のほうは病弱でね」
其(そ)れにも拘(かか)わらず
前述の事柄を受けて、そこから期待・予想される内容とは相反する結果になることを表す。それなのに。「雨が激しくなった。—試合は続行された」