かうぶり【冠】
⇒こうぶり(冠)
かがふり【冠】
1 かんむり。「次に投げ棄つる御—になれる神の名は」〈記・上〉 2 《古くは位階によって冠の色が違ったところから》位階。「このころの我が恋力(こひぢから)記し集め功(くう)に申さば五位の—」〈万...
か‐ざ【冠者】
《「かじゃ」の直音表記》「かんじゃ(冠者)」に同じ。「—の君の御さま」〈源・少女〉
か‐じゃ【冠者】
「かんじゃ」の撥音の無表記。「太郎—」
かぶ‐き【冠木】
1 門や鳥居などで、左右の柱の上部を貫く横木。 2 「冠木門」の略。
かぶき‐もん【冠木門】
冠木を渡した、屋根のない門。
かぶり【被り/冠】
1 かぶること。かぶるもの。「砂—」「薦(こも)—」 2 フィルム・印画紙を現像したときに、露光しなかった部分に生じる黒い曇り。 3 芝居・寄席などの終演。打ち出し。 4 芝居・寄席などの大入り...
かぶり‐おけ【冠桶】
冠(かんむり)を入れる桶。かぶり箱。「古代の—を持ちたる人は」〈徒然・六五〉
かぶり‐の‐いた【冠の板】
武具の金具廻(かなぐまわ)りの一。袖や栴檀(せんだん)の板、または小手(こて)のいちばん上の板。かぶりいた。かむりのいた。かむりいた。
かぶり‐もの【被り物/冠り物】
1 頭にかぶるものの総称。帽子・笠・頭巾(ずきん)や手ぬぐいなど。 2 人物、動物、怪物など、さまざまなものに似せて作り、ハロウィーンやパーティーの余興などでかぶって楽しむマスク。顔を隠さないタ...