あし‐つぎ【足継ぎ】
高くて手の届かないときに台にする物。踏み台。踏み継ぎ。「椅子とは—の下に箱を置いただけのこと」〈独歩・非凡なる凡人〉
アンビション【ambition】
野心。大望。大志。「将来の—を語り合った」〈独歩・非凡なる凡人〉
老(お)いては騏驎(きりん)も駑馬(どば)に劣(おと)る
《「戦国策」斉策から》すぐれた人も年老いると働きが劣り、凡人に及ばなくなることのたとえ。騏驎も老いぬれば駑馬に劣る。
蛙(かえる)の子(こ)は蛙(かえる)
子は親のたどった道を歩むものだ、また、凡人の子は凡人にしかなれないものだ、の意。
かん‐い【敢為】
物事を困難に屈しないでやり通すこと。敢行。「勇猛心というよりか、—の気象と言った方が可(よ)かろう」〈独歩・非凡なる凡人〉
騏驎(きりん)も老(お)いぬれば駑馬(どば)に劣(おと)る
《「戦国策」斉策から》名馬も年をとると駄馬にも負ける。すぐれた人も年をとると凡人にも及ばなくなるたとえ。 [補説]「騏驎」は、この成句では駿馬(しゅんめ)のことをいい、「麒麟も老いぬれば駑馬に劣...
癖(くせ)ある馬(うま)に能(のう)あり
一癖あるくらいの者のほうが、すぐれた能力をもっているものだ。すぐれた人は、どこか凡人と異なるところがあるものだ。
群盲(ぐんもう)象(ぞう)を評(ひょう)・す
《多くの盲人が象をなでて、自分の手に触れた部分だけで象について意見を言う意から》凡人は大人物・大事業の一部しか理解できないというたとえ。群盲象を撫(な)ず。群盲象を模(も)す。群盲巨象を評す。
けい‐ぐん【鶏群】
1 鶏の群れ。 2 凡人の集まり。
鶏群(けいぐん)の一鶴(いっかく)
《「晋書」嵆紹伝から》凡人の中に、すぐれた人物が一人まじっていることのたとえ。