ぼん‐ち【凡知/凡智】
平凡な知恵。並の才能。
ぼん‐てん【梵天】
《(梵)Brahmanの訳。「ぼんでん」とも》 古代インドで世界の創造主、宇宙の根源とされたブラフマンを神格化したもの。仏教に取り入れられて仏法護持の神となった。色界の初禅天の王。十二天・...
ぼん‐にん【凡人】
1 普通の人。ぼんじん。 2 身分の低い人。並の家柄の人。「これ皆摂禄(せつろく)の臣の御子息、—にとりてはその例なし」〈平家・一〉
ぼん‐ぴゃく【凡百】
《「ぼんびゃく」「ぼんひゃく」とも》いろいろのもの。かずかず。もろもろ。「—の職人をしのぐ腕前」「—の貨物を製出して」〈田口・日本開化小史〉 [補説]数の多いことから転じて、「凡百の作品に成り下...
ぼん‐ぷ【凡夫】
《「ぼんぶ」とも》 1 《(梵)pṛthag-janaの訳》仏語。愚かな人。仏教の教えを理解していない人。異生(いしょう)。 2 平凡な人。普通の人。凡人。
ぼん‐ミス【凡ミス】
不注意による失敗。軽率でつまらないミス。「相手の—で勝ちを拾う」
ぼん‐よう【凡庸】
[名・形動]平凡でとりえのないこと。また、その人や、そのさま。「—な(の)人物」 [派生]ぼんようさ[名]
ぼんような‐あく【凡庸な悪】
第二次大戦中に起きたナチスによるユダヤ人迫害のような悪は、根源的・悪魔的なものではなく、思考や判断を停止し外的規範に盲従した人々によって行われた陳腐なものだが、表層的な悪であるからこそ、社会に蔓...
ぼん‐りゅう【凡流】
1 月並みの流儀。 2 平凡な門流。平凡な家柄。「鄙夫(ひふ)—の身なりし原質を」〈中村訳・西国立志編〉
ぼん‐りょ【凡慮】
平凡な考え。また、凡人の考えること。「—の及ばないところ」