おお【凡】
[形動ナリ]《「おぼ」とも》 1 事物の形状や人の心情などが、はっきりしないさま。ぼんやりしているさま。いいかげん。「佐保山を—に見しかど今見れば山なつかしも風吹くなゆめ」〈万・一三三三〉 2 ...
おぼ【凡】
[形動ナリ]⇒おお(凡)
おおし【凡】
[副]おおよそ。総じて。「—垣下(かいもと)あるじ、甚だ非常(ひざう)に侍りたうぶ」〈源・少女〉
おお‐よそ【大凡/凡】
[名・形動] 1 だいたいのところ。あらまし。「計画の—を説明する」 2 ひととおりであること。普通。「ひととせはいたく—にこそおもしろしと見え給ひしか」〈宇津保・楼上上〉 [副] 1 細部...
およそ【凡そ】
《「おおよそ」の音変化》 [名・形動] 1 物事のだいたいのところ。大要。あらまし。「計画の—は承知している」「—の見積もりを立てる」 2 いいかげんなさま。ぞんざいなさま。「かやうに大事の謡...
すべ‐て【全て/凡て/総て】
《動詞「す(統)ぶ」の連用形+接続助詞「て」から》 [名]ある物や、ある事の全部。いっさい。「—を知る」「見るもの—が珍しい」「金が—の世の中」 [副] 1 ことごとく。残らず。「財産を—投...
凡(すべ)ての道(みち)はローマに通(つう)ず
《ローマ帝国の盛時に、世界各地からの道がローマに通じていたところから》多くのものが中心に向かって集中しているたとえ。また、あらゆることは一つの真理から発しているたとえ。
すべてをこいに【すべてを恋に】
《原題All for Love》ドライデンによる劇詩。1677年発表。シェークスピアの戯曲「アントニーとクレオパトラ」を下敷きにした作品。
はん【凡】
⇒ぼん
はん‐れい【凡例】
書物の巻頭にあって、その編述の方針や使用法などを述べたもの。例言。