しゅっ‐せ【出世】
[名](スル) 1 社会的に高い身分・地位を得ること。「—して親を喜ばす」「立身—」 2 この世に生まれ出ること。「先づ老子—し、次孔子出」〈雑談集・九〉 3 仏語。 ㋐仏が衆生(しゅじょう)を...
しゅっせ‐うお【出世魚】
成長するにつれて名が変わる魚。ボラではハク、スバシリ・オボコ、イナ、ボラ、トドと呼び名が変わる。スズキではセイゴ、フッコ、スズキ。ブリの場合、関東地方ではワカシ、イナダ、ワラサ、ブリ、関西地方で...
しゅっせ‐かいどう【出世街道】
高い地位や役職に向けて順調に進むこと。今後の出世が確かな状況にあること。「—を歩む」「—から外れる」
しゅっせかげきよ【出世景清】
浄瑠璃。時代物。五段。近松門左衛門作。貞享2年(1685)大坂竹本座初演。幸若舞曲「景清」や謡曲「景清」「大仏供養」などをもとに脚色。近松が初世竹本義太夫のために書いた最初の作品。浄瑠璃史では、...
しゅっせ‐がしら【出世頭】
同じ仲間の中で最も出世した人。また、いちばん早く出世した人。
しゅっ‐せけん【出世間】
1 仏語。俗世間の煩悩(ぼんのう)から脱して悟りの境界に入ること。出世。 2 世間の俗事から離れて超然としていること。
しゅっせ‐さく【出世作】
世間に認められるきっかけとなった作品。
しゅっせ‐しゃ【出世者】
1 世を捨てて仏道に入った者。出家。僧侶。 2 持仏堂などの法事を勤める僧。「数輩の童形、—、坊官、侍僧に至るまで」〈平家・七〉
しゅっせ‐しょうもん【出世証文】
出世して返済できるようになったときに返済することを記した借用証書。
しゅっせ‐の‐ほんがい【出世の本懐】
釈迦がこの世に生まれ出た真の目的。衆生(しゅじょう)を救済し悟りに導くこととされる。