出来(でき)ない相談(そうだん)
はじめからまとまる可能性のない話し合い。「利益が一方的すぎて—だ」
でき‐ね【出来値】
取引所で、売買が成立した値段。
でき‐ばえ【出来映え/出来栄え】
できあがりのようす。また、できあがりのよいこと。「すばらしい—」「予想外の—にほくそえむ」
でき‐ふでき【出来不出来】
よい出来と悪い出来。出来ぐあいのよしあし。また、出来ぐあいにむらがあること。「—がはなはだしい」
でき‐ふんべつ【出来分別】
その場でふと思いついた考え。「—にて、息も引きとらぬうちより、女は後夫のせんさくを耳に掛け」〈浮・五人女・五〉
でき‐ぶげん【出来分限】
急に金持ちになること。また、その人。にわか成金。「廻船余多(あまた)長崎商の—」〈浮・懐硯・二〉
でき‐ぶつ【出来物】
人格・才能のすぐれた人物。
でき‐ぼし【出来星】
にわかに出世したり、金持ちになったりすること。また、その人。成り上がり。「有繋(さすが)に—の今様紳士には摸擬(まね)のならぬ嗜好(このみ)が見える」〈魯庵・社会百面相〉
でき‐もうさず【出来不申】
取引所で、売買が成立しないで株価が生まれないこと。出来ず。
でき‐もの【出来物】
1 吹き出物。おでき。 2 「できぶつ」に同じ。「近きころの遊君の—ぢゃ」〈仮・東海道名所記・二〉