とじ【刀自】
《「戸主(とぬし)」の意で、「刀自」は当て字》 1 年輩の女性を敬愛の気持ちを込めて呼ぶ称。名前の下に付けて敬称としても用いる。 2 一家の主婦。「からたちの茨(うばら)刈り除(そ)け倉建てむ屎...
とね【刀禰】
1 律令制で、朝廷に仕える主典(さかん)以上の役人の称。 2 郷・保・村などの長(おさ)。 3 神社の所領内の有力者。住民を代表し、また、神事にも参加。伊勢神宮・賀茂神社のものが著名。 4 中世...
なた‐まめ【鉈豆/刀豆】
1 マメ科の蔓性(つるせい)の一年草。葉は長楕円形の3枚の小葉からなる複葉。夏、淡紅紫色か白色の花を穂状につけ、やや垂れる。豆果は長さ約30センチに達し、弓形に曲がる。熱帯アジアの原産で、江戸時...
みね‐うち【峰打ち/刀背打ち】
刀のみねで相手を打つこと。棟(むね)打ち。「—にする」
むね【棟】
[名] 1 ㋐屋根の最も高い所。二つの屋根面が接合する部分。位置と構造により、大棟・降棟(くだりむね)・隅棟などとよぶ。 ㋑棟木(むなぎ)。 2 牛車(ぎっしゃ)の屋形の上に、前後に渡した木。...
むね‐うち【棟打ち/刀背打ち】
「峰打(みねう)ち」に同じ。「—を喰わせられた様な心持がする」〈漱石・琴のそら音〉