みけん‐じゃく【眉間尺】
古代中国の説話中の勇士のあだ名。身長が高く、顔が大きく、両眉の間が1尺もあったところからいう。春秋時代の伍子胥(ごししょ)や、刀剣の名工干将(かんしょう)の子をいう。転じて、眉間の広いことや、その人。
みこ‐の‐みや【東宮/春宮】
皇太子。とうぐう。はるのみや。「—の帯刀(たちはき)に侍りけるを」〈古今・雑下・詞書〉
みじか‐がたな【短刀】
「たんとう(短刀)」に同じ。
みず‐ぐるま【水車】
1 「すいしゃ(水車)1」に同じ。 2 刀や槍を振り回すこと。激しく敵に襲いかかるようす。「—を回し、しだいしだいに攻め寄って」〈盛衰記・二二〉
みず‐げい【水芸】
水を用いる曲芸や手品。囃子(はやし)に合わせて、扇子や刀・衣服などの先から水を噴き出させるもの。細い管を通した仕掛けがしてあり、多く女性が演じる。《季 夏》
水(みず)も溜(た)まらず
刀剣で鮮やかに切るさま。また、切れ味のよいさま。「—打ち落す」〈浄・手習鑑〉
みせ‐ざや【見せ鞘】
腰刀の鞘を覆う布製の袋。鞘尻より長く作り、先を折り下げて用いる。提げ鞘。
みだれ‐ば【乱れ刃】
日本刀の刃文(はもん)の一。乱れうねった刃文。→直刃(すぐは)
みだれ‐やき【乱れ焼(き)】
刃文(はもん)を乱れうねるように表し出す日本刀の焼き入れ方。
みつ‐がしら【三つ頭】
刀の切っ先。「—より火を出(い)だして、鎬(しのぎ)を削って戦ひしが」〈謡・烏帽子折〉