じん‐つう【陣痛】
1 分娩(ぶんべん)の際に規則的に反復して起こる、子宮の収縮およびそれに伴う痛み。 2 物事を実現させるための苦労。生みの苦しみ。
じんつう‐はつらい【陣痛発来】
分娩時に陣痛が始まること。また、陣痛の開始時期のこと。
じんつうゆうはつ‐ざい【陣痛誘発剤】
子宮の収縮を促し、陣痛を引き起こす薬剤。微弱陣痛で分娩が長時間に及ぶ場合や、過期妊娠などの場合に、分娩を促すために投与される。成分は、自然に陣痛が起こる際に母体内で分泌されるオキシトシンやプロス...
すいちょく‐かんせん【垂直感染】
妊婦が風疹(ふうしん)・B型肝炎・梅毒などにかかっている場合に、その病原微生物が胎盤を通じて、あるいは分娩の際に産道から、胎児に感染すること。母子感染。⇔水平感染。
せいき‐さん【正期産】
妊娠37週以降42週未満での出産。分娩予定日の3週間前から2週間後の間に出産すること。→過期産 →早産
せいじょう‐ぶんべん【正常分娩】
自発的な陣痛を経て、胎児及びその付属物の娩出(分娩第1〜3期)・出産後の子宮の収縮(分娩後期)という一連の生理的経過を経て分娩すること。妊娠37週以降42週未満で、帝王切開などの医学的介入を必要...
そうき‐はすい【早期破水】
分娩(ぶんべん)時に、子宮口が完全に開く前に破水すること。前期破水とともに、非適時破水ともいう。
そうき‐ぼしせっしょく【早期母子接触】
通常の出産で生まれた新生児を、分娩室で母親に抱かせること。母子が直接肌を触れ合うことで、母乳の分泌が促進される、母子の絆が深まるなどの効果があるとされるが、出生直後の新生児は呼吸や循環の機能が不...
そう‐ざん【早産】
[名](スル)通常の分娩時期よりも早く出産すること。妊娠22週以降37週未満での分娩。→過期産 →正期産
たいい‐いじょう【胎位異常】
子宮内での胎児の位置に異常がある状態。頭が下を向いている状態(頭位)が正常な胎位とされ、それ以外の場合(横位・斜位・骨盤位)、分娩の途中で頭部がつかえて胎児に危険が及ぶ可能性があるため、帝王切開...