かえし‐がたな【返し刀】
1 一方へ切りつけた刀をすばやく翻して他のほうへ切りつけること。また、その刀。返すかたな。 2 竹や木の枝の先などを斜めに切ったあと、その先端を反対側から切って少しそぎ、とがりをなくすこと。「枝...
かたて‐うち【片手打ち】
[名・形動ナリ] 1 刀を片手で持って切りつけること。片手切り。片手なぐり。「—に打ちけるが」〈太平記・二〉 2 「片手落ち」に同じ。「吟味もなされず、—のなされやう」〈浄・歌念仏〉
きり‐かえし【切(り)返し】
1 切りかかってきた相手に逆に切りつけること。また、相手の攻撃にすばやく反撃すること。 2 批判に反論したり、自分に向けられた質問などにうまく答えたりすること。 3 剣道で、正面打ちと左右の横面...
きり‐かえ・す【切(り)返す】
[動サ五(四)] 1 切りかかってきた相手に逆に切りつける。「敵の刀を払ってすばやく—・す」 2 言論による批判や攻撃などにすばやく言い返す。自分に向けられた話に対し適切に応じて会話を進める。「...
きり‐か・ける【切(り)掛ける/斬(り)掛ける】
[動カ下一][文]きりか・く[カ下二] 1 切り始める。また、途中まで切る。「枝を—・けてやめる」 2 刃物で相手を切ろうとする。切りつける。「袈裟(けさ)懸けに—・ける」 3 切った物を他の物...
きり‐つけ【切(り)付け/斬(り)付け】
1 切りつけること。「—事件」 2 いろいろな形に切った布を着物などにかがりつけて模様としたもの。切り付け模様。
くさり‐がま【鎖鎌】
鎌に長い鎖をつけ、その先に分銅(ふんどう)をつけた武器。また、それを用いる武芸。分銅を投げつけ、鎖を敵の武器に絡みつかせ、引き寄せて鎌で切りつける。
しょ‐だち【初太刀】
太刀で、最初に切りつけるひと振り。
ずっかり
[副] 1 言いにくいことを、かまわずに言うさま。ずけずけ。「—言われて赤くなり青くなり唇かむで怒る男」〈露伴・寝耳鉄砲〉 2 鮮やかに、鋭く切りつけるさま。すっぱり。ざっくり。「—ト切ル」〈和...
とび‐きり【飛(び)切り】
[名]高く飛びあがって相手に切りつけること。「天狗(てんぐ)—の術」 [名・形動]なみはずれてすぐれていること。最上級であること。また、そのさま。副詞的にも用いる。「—な(の)品」「—すばら...