きり‐たがね【切り鏨】
刀剣の中子(なかご)に銘を刻むために用いるたがね。
きり‐た・つ【切(り)立つ】
[動タ五(四)]山や岩などが、鋭い傾斜でそそり立つ。「—・った崖(がけ)」 [動タ下二]「きりたてる」の文語形。
きり‐たて【切(り)立て】
1 切ったばかりであること。また、そのもの。「—の草花」 2 仕立ておろして間もないこと。また、そのもの。「—のフロックコート」〈魯庵・社会百面相〉 3 蹴鞠(けまり)のとき、かかりの四隅に立てる木。
きり‐た・てる【切(り)立てる】
[動タ下一][文]きりた・つ[タ下二] 1 激しく切ってかかる。切りまくる。「多勢に—・てられる」 2 切ったり削ったりして、鋭くそそり立つようにする。「東の岸を高く屏風の如くに—・てたれば」〈...
きり‐たんぽ【切りたんぽ】
秋田地方の郷土料理。ついてつぶした飯を細い杉などの棒に円筒状にぬりつけて焼いたもの。鶏肉・野菜などと醤油汁で煮たり、田楽風に味噌を塗ったりして食べる。名は、たんぽ槍の先を切った形に似るからという...
きり‐だいばん【切(り)台盤】
食器や食物をのせる台。台盤の長さを普通の半分にしたもの。→台盤
きり‐だし【切(り)出し】
1 木材や石を切り出すこと。 2 細長い鋼板の先に、幅広の斜めの刃のついた小刀。切り出しナイフ。 3 用件などを言い始めること。「話の—に困る」 4 歌舞伎の大道具で、山・樹木・建物などの形を切...
きり‐だ・す【切(り)出す】
[動サ五(四)] 1 切り始める。「のこぎりで—・す」 2 木材や石などを切って運び出す。「石を—・す」 3 話や相談ごとを言い出す。思い切って話し始める。「別れ話を—・す」 4 小切手や手形な...
きり‐だめ【切り溜め】
1 料理場で用いる、切った野菜や作った料理などを入れておく浅い木箱。長方形でかぶせぶたがあり、薄く漆が塗ってある。 2 「箱膳(はこぜん)」に同じ。
きり‐ちん【切(り)賃】
1 物を切る手間賃。 2 江戸時代、両替屋に払った、金銀貨を銭に替える手数料。