ご‐たいせつ【御大切】
1 貴人に危険や災難が迫っていること。貴人が重態であること。「御病中の後室様…お風めしては、却って—でござります」〈伎・阿国御前化粧鏡〉 2 キリシタン文学で、愛。「—の深く甚だしきほどを」〈ど...
さい【切】
⇒せつ
さが‐ぎれ【嵯峨切】
名物切の一。金襴(きんらん)で、もと嵯峨の清涼寺の戸帳に用いられていたため、この名で呼ばれたという。藍色地に桐(きり)・唐草文のものと、緋色地で雲に宝尽くしのものとがある。
しめ‐きり【締(め)切り/閉(め)切り】
1 戸・窓などを、閉じたままにすること。また、閉じられたままの場所。「戸を—にする」「—の部屋」 2 (締め切り)取り扱いを打ち切ること。また、その時日。あらかじめ決められた終了の期日。「受付は...
しゃぎり
1 狂言の囃子(はやし)で、めでたく、にぎやかな気分を表す笛の節。 2 民俗芸能で、風流(ふりゅう)の行列などが練っていく途中、笛・太鼓・鉦(かね)などで奏する囃子。 3 (「砂切」とも書く)歌...
しん‐きり【心切(り)/芯切(り)】
ろうそくの芯の燃えさしをはさみ切る道具。芯切り鋏。
しん‐せつ【親切/深切】
[名・形動] 1 相手の身になって、その人のために何かをすること。思いやりをもって人のためにつくすこと。また、そのさま。「人の—にあずかる」「—を無にする」「—な応対」 2 (深切)心の底からす...
じ‐せつ【自切/自截】
動物が、外敵に襲われるなどの強い刺激を受けると、体の一部を自ら切り捨てて生命を守る現象。トカゲの尾、カニの脚などにみられる。自割。
じだい‐ぎれ【時代切/時代裂】
室町時代までに主に中国から伝えられた織物の切れ地。金襴(きんらん)・緞子(どんす)・間道(かんとう)など。
せい‐せつ【凄切/悽切】
[名・形動]身にしみて悲しく、物寂しいこと。また、そのさま。「一種言うべからざる—の調」〈鴎外訳・即興詩人〉