いこくのかおり【異国の香】
大手拓次による訳詩集。昭和16年(1941)、訳者の没後に刊行。ボードレールの「亡霊」「異国のにほひ」、タゴールの「蛍」などを収録。
いさはやしょうぶにっき【諫早菖蒲日記】
野呂邦暢の歴史小説。昭和52年(1977)刊行。著者の故郷である諫早を舞台に、幕末における人々の日常を描く。
いざよいばし【十六夜橋】
石牟礼道子の小説。不知火(しらぬい)の海辺に住む男とそれを取り巻く3代の女達を描く。平成4年(1992)刊行。平成5年(1993)、第3回紫式部文学賞受賞。
いしがきりんししゅう【石垣りん詩集】
石垣りんの詩選集。昭和46年(1971)刊行。昭和47年(1972)、第12回田村俊子賞受賞。
いしきさんぎょうろん【意識産業論】
《原題、(ドイツ)Bewußtseins-Industrie》ドイツの詩人・評論家、エンツェンスベルガーの評論集。1962年刊行。
いしだはきょうぜんくしゅう【石田波郷全句集】
愛媛県出身の俳人、石田波郷の句集。正題「定本石田波郷全句集」。昭和29年(1954)刊行。昭和30年(1955)、第6回読売文学賞受賞。
いしとおんな【医師と女】
小谷剛の短編小説集。昭和30年(1955)刊行。「卓上ピアノ」「看護婦圭子」などの作品を収める。
いしのしたのきろく【石の下の記録】
大下宇陀児の長編推理小説。昭和23年(1948)から昭和25年(1950)にかけて発表、単行本は昭和26年(1951)刊行。昭和24年(1949)の光クラブ事件など、アプレゲール犯罪が頻発した時...
いしのニンフたち【石のニンフ達】
宮原昭夫の短編小説。昭和41年(1966)、第23回文学界新人賞を受賞した著者のデビュー作品。同作を表題作とする小説集は昭和44年(1969)刊行。
いしぶみ【碑】
中山義秀の歴史小説。昭和14年(1939)発表。同年刊行。幕末から明治維新に至る激動の時代を背景に、剣術に秀でた士族の兄弟の数奇な運命を描く。