あか・る【別る/散る】
[動ラ下二]ちりぢりになる。ばらばらに別れる。「人々—・れて、宿求むる」〈更級〉
あかれ【別れ/散れ】
1 集まっていた人々が、あちこちにわかれ散ること。散会。「弘徽殿(こきでん)の御—ならむ、と見給へつる」〈源・花宴〉 2 所属するもの。分(ぶん)。「桜萌黄(さくらもえぎ)などは、女院の御—」〈...
あかれ‐あかれ【別れ別れ】
[副](多く「に」を伴って)あちこちに分散しているさま。別々に。散り散りに。「をとこ君達の御母、みな—におはしましき」〈大鏡・為光〉
こと‐あまつかみ【別天つ神】
古事記で、天地開闢(かいびゃく)の初めに現れたとされる神。天つ神の中で別格とされる。天御中主神(あまのみなかぬしのかみ)・高皇産霊神(たかみむすひのかみ)・神皇産霊神(かみむすひのかみ)・可美葦...
ビシュ‐バリク【Biss balïq】
《五つの城の意》中国新疆ウイグル自治区、天山山脈の東北麓にあったオアシス都市。唐代の702年に北庭都護府が置かれた。現在のジムサ地方にあたる。 [補説]「別失八里」とも書く。
べかんべうし‐しつげん【別寒辺牛湿原】
北海道東部を流れる別寒辺牛川流域に広がる湿原。約200種の鳥類が確認され、川の上流域ではタンチョウが生息する。平成5年(1993)、河口の厚岸湖とともにラムサール条約に登録された。
べ‐して【別して】
[副]《「べっして」の音変化》とりわけて。特別に。「—奇特なとも、思はれなんだぞ」〈蒙求抄・七〉
べち【別】
[名・形動ナリ]「べつ(別)」に同じ。「—によき家を造りて住ませければ」〈宇治拾遺・九〉
べち‐ぎ【別儀/別義】
「べつぎ(別儀)」に同じ。「いや、—もござりませぬ」〈伎・壬生大念仏〉
べち‐だん【別段】
「べつだん(別段)」に同じ。「是は異朝の先規(せんぎ)たるうへ、—の事なり」〈平家・一〉