かっ‐さ【刮痧】
中国の民間療法の一。水牛の角・石などでできた専用の板や陶製のさじなどで、皮膚を刺激して新陳代謝を促進する。日本では近年、美容法として広まっている。 [補説]「活沙」とも当てて書く。
かつ【刮】
[音]カツ(クヮツ)(漢) えぐりとる。こする。「刮目(かつもく)」
かつ‐がん【刮眼】
「刮目(かつもく)」に同じ。
かつ‐もく【刮目】
[名](スル)《「刮」は、こする意》目をこすって、よく見ること。注意して見ること。刮眼。「—に値する」「—して待つ」
きさ・ぐ【刮ぐ/削ぐ】
[動ガ下二]けずりおとす。「𧏛貝比売(きさがひひめ)—・げ集めて」〈記・上〉
こそ・ぐ【刮ぐ】
[動ガ五(四)]削りとる。こそげる。「餅のかびを—・ぐ」 [動ガ下二]「こそげる」の文語形。
こそげ‐おとす【刮げ落(と)す】
[動サ五(四)]削るようにして取り去る。「鍋の焦げつきを—・す」
こそ・げる【刮げる】
[動ガ下一][文]こそ・ぐ[ガ下二] 1 物の表面を削る。付着物を削り落とす。「金具の錆(さび)を—・げる」 2 髪やひげをそる。「夫婦は頭—・げて、諸国行脚の身となりぬ」〈浮・万金丹・一〉