こん‐とう【懇到】
[名・形動]きわめて丁寧で行き届いていること。また、そのさま。懇篤。懇切。「私塾を設立し、親切—に教授しければ」〈福田英子・妾の半生涯〉
さっ‐とう【殺到】
[名](スル)多くの人や物が一度に1か所に押し寄せること。「申し込みが—する」
さん‐とう【三到】
《朱熹「訓学斎規」から》読書に必要な三つの事柄。心と目と口を十分に働かせて読むこと。心を集中し、目でよく見、口で朗読すれば内容が会得できるということ。読書三到。
しゅう‐とう【周到】
[名・形動]手落ちがなく、すべてに行き届いていること。また、そのさま。「—な計画を立てる」「用意—」 [派生]しゅうとうさ[名]
せい‐とう【精到】
[名・形動]詳しくて、よく行き届いていること。また、そのさま。「—な研究」
ぜんじん‐みとう【前人未踏/前人未到】
今までだれも足を踏み入れていないこと。また、だれもその境地に到達していないこと。「—の秘境」「—の記録」
そう‐とう【想到】
[名](スル)考えた結果その事に行き着くこと。「しかるべき結論に—する」
ちゃく‐とう【着到】
[名](スル) 1 目的地に行き着くこと。到着。「引きもきらずに御—なされますので」〈谷崎・盲目物語〉 2 歌舞伎で、開幕30分前ころに、能管・太鼓・大太鼓で演奏する儀礼囃子(ぎれいばやし)。元...
とう【到】
[常用漢字] [音]トウ(タウ)(呉)(漢) [訓]いたる 1 目的の場所まで行き着く。「到達・到着・到来/殺到・未到」 2 ぎりぎりまで届く。行き届く。「到底・到頭/懇到・周到・精到・味到」 ...
どくしょ‐さんとう【読書三到】
読書して真意を悟るには、目でよく見、声に出し、心を集中することの三つが大事であるということ。→三到