し【刺】
1 突き刺すもの。とげ。はり。 2 なふだ。名刺。
鹿(しか)の角(つの)を蜂(はち)が刺(さ)す
鹿の角を蜂が刺しても、鹿はなんとも感じないように何の手ごたえもないことのたとえ。鹿(しし)の角を蜂が刺す。
鹿(しし)の角(つの)を蜂(はち)が刺(さ)す
「鹿(しか)の角を蜂が刺す」に同じ。
し‐しょう【刺衝】
[名](スル)突き刺すこと。また、刺激すること。「寒熱痛痒外より—して内よりこれに応じ」〈福沢・学問のすゝめ〉
し‐どく【刺毒】
ある種の動物の、体表の針やとげに含まれる毒。他の動物を刺すことで毒を注入する。スズメバチ・サソリ・クラゲ類などにみられる。「—魚」
するど・い【鋭い】
[形][文]するど・し[ク]《形容動詞「するど」の形容詞化》 1 物の先が細くてとがっている。また、刃物の切れ味がよい。「—・い牙(きば)」「—・いナイフ」⇔鈍い。 2 感覚が鋭敏である。反応が...
すん‐てつ【寸鉄】
1 小さな刃物。「身に—も帯びず敵中に入る」 2 人の急所をつくような、短くて、深い意味をもつ言葉。「—人を刺す」
寸鉄(すんてつ)人(ひと)を殺(ころ)す
《「鶴林玉露」地集一から》短い刃物で人を刺し殺すの意。短く鋭い言葉で人の急所をつくたとえ。寸鉄人を刺す。
ずぶ‐ずぶ
[副] 1 水や泥などに深く沈むさま。「足が雪の中に—(と)めり込む」 2 柔らかい物の中へ深く突き入るさま。「針を—(と)刺す」 3 ひどく酔っているさま。「—酔うた足もと見とがめられては」...
ずぶり
[副]《古くは「づぶり」とも表記》 1 水や泥などに沈み込むさま。「ぬかるみに—とはまり込む」 2 柔らかなものに突き入るさま。「短刀で—と刺す」