けん‐さき【剣先】
1 刀剣の先の、とがった部分。きっさき。 2 とがったものの先端。「三角地の—」 3 長着の衽(おくみ)の細くとがった先端のこと。身頃(みごろ)と襟と衽の交わる部分。 4 破軍星(はぐんせい)の...
けんさき‐いか【剣先烏賊】
ジンドウイカ科のイカ。外套(がいとう)長約30センチ。ヤリイカに似るが、腕が太く、長い。本州以南の近海に多い。するめとして一等品。あかいか。ごとういか。
けんさき‐えぼし【剣先烏帽子】
頂が山形にとがり、剣の先に似ている形の烏帽子。ふつう黒色で、金色や朱の丸を描いたものなどもある。能・歌舞伎などの三番叟(さんばそう)に用いる。
けんさき‐するめ【剣先鯣】
ケンサキイカでつくった、するめ。肉が厚く、上等品。
けんさき‐たがね【剣先鏨】
先端が鋭くとがって剣先状になっている鏨。彫金で、毛彫りに用いる。
けんさき‐ぶね【剣先船】
船首が剣先のようにとがっている船。ふつう長さ約13メートル。江戸時代、奈良・大坂付近の浅い川で荷物運送に従っていた。けんさき。