おくり‐あし【送り足】
1 相撲で、相手をつり上げたまま、自分から土俵外へ踏み出した足。負けにはならない。 2 柔道で、相手の足の動きに合わせ、自分も動くこと。 3 剣道で、片足を踏み出したあと、すぐ他の足を引きつける...
おさふね‐もの【長船物】
備前国長船の刀工が作った刀剣。長船派は鎌倉中期の光忠を祖として多くの名工が輩出し、備前鍛冶(かじ)中最大の流派となった。→備前物
おし‐がた【押(し)型/押(し)形】
1 器物などの表面に型で押しつけた模様。 2 (押し型)材料に押し当てて器物を成形する器具。 3 版木の上に紙を当て、上から蝋墨(ろうずみ)でこすって、版木に彫刻された絵模様を写すこと。また、そ...
おし‐がみ【押(し)紙】
1 注意事項や疑問事項などを記して、文書にはりつけた紙片。おうし。 2 吸い取り紙のこと。 3 貼り紙。おうし。「毎日—貼り札して、狂歌狂句の悪口に」〈浄・栬狩剣本地〉 4 新聞社が新聞販売店に...
頤(おとがい)が落(お)・ちる
1 寒くて震え上がるさま。「寒きこといとわりなく、頤など落ちぬべきを」〈枕・二九八〉 2 食べ物が非常にうまいことのたとえ。あごが落ちる。「—・つるやうな」〈虎寛狂・附子〉 3 口数が多いことの...
おとこ‐さび【男さび】
男らしく振る舞うこと。⇔少女(おとめ)さび。「ますらをの—すと剣太刀腰に取り佩(は)き」〈万・八〇四〉
おとこ‐の‐たましい【男の魂】
《男の魂が宿るものとしたところから》刀剣のこと。→女の魂「—といふ脇指一腰もなくて」〈浮・織留・三〉
おに‐ひとくち【鬼一口】
《鬼が一口に女を食ってしまったという伊勢物語の説話から》 1 非常に危険なこと。尋常でない苦難。「(死ニ対シテ)つい気を許して…高慢にふるまおうとする。と—だ」〈有島・生れ出づる悩み〉 2 すば...
おに‐まい【鬼舞】
民俗芸能の一つで、鬼の面をつけてまう舞。大分県国東(くにさき)半島の修正鬼会(しゅしょうおにえ)で行われるもの、岩手県一帯に伝わる鬼剣舞(おにけんばい)など、種類は多い。
おのは‐いっとうりゅう【小野派一刀流】
江戸時代、小野忠明を祖とする剣術の流派。