ちから【力】
1 人や動物にもともと備わっている、自ら動き、または他の物を動かす働き。体力。「筋肉の—」「あらん限りの—を出して戦う」 2 物事をするときに助けとなるもの。助力。「先輩を杖とも—とも頼む」「金...
ちから‐あし【力足】
1 相撲で、四股(しこ)のこと。 2 強く力をこめて足を踏みおろすこと。また、その足。「二人が踏みける—に」〈太平記・一七〉
ちから‐あわせ【力合はせ】
力の強さを競いあうこと。転じて、相撲。「九月(ながつき)の—に勝ちにけり我がかたをかを強く頼みて」〈山家集・下〉
ちから‐いし【力石】
力試し・力比べに持ち上げる大きな石。神社の境内などに置いてある。
ちから‐いっぱい【力一杯】
[副]持っている力を全部出すさま。力の限り。精いっぱい。「—引っ張る」「—声援する」
ちから‐いり【力入り】
力を入れること。努力。尽力。「同じくはわが—をし」〈源・帚木〉
ちから‐うどん【力饂飩】
餅を入れたかけうどん。
ちから‐おとし【力落(と)し】
頼みとするものや希望がなくなって、がっかりすること。「このたびの御不幸で、さぞお—のことでしょう」
ちから‐おび【力帯】
からだに力を入れられるように、特に強く帯を締めること、また、その帯。
力(ちから)及(およ)ばず
1 努力したが願いや思いがかなわない。力が足りない。「—落第してしまった」 2 他に適当な方法がない。しかたがない。やむを得ない。「不吉なりとてしきりに辞し申しけれども、勅命なれば—」〈平家・六〉