くわ・う【加ふ】
[動ハ下二]「くわ(加)える」の文語形。
くわうる‐に【加うるに】
[接]それまで述べた事柄に、さらに追加して他の事柄を述べる場合に用いる。さらに。そのうえ。それだけでなく。
くわえ【加え】
1 増しふやすこと。 2 酒を銚子などに注ぐこと。また、注ぐのに用いる器。「銚子、—の酒過ぎて」〈浮・一代男・八〉 3 婚礼などのとき、2を持って本酌人を助ける役の者。「花嫁君に二度つぎて…—は...
くわえ‐ざん【加え算】
足し算のこと。寄せ算。
くわ・える【加える】
[動ア下一][文]くは・ふ[ハ下二] 1 今まであるものに、さらに他のものを添えて合わせる。現在あるものの上に付け足す。また、そのようにして数量や度合いを増す。「だし汁を—・える」「規約に一項を...
くわ・ゆ【加ゆ】
[動ヤ下二]《「くわ(加)う」が中世以降ヤ行に転じて用いられた語。終止形は「くわゆる」となる例が多い》「加える」に同じ。「かやうのおとなげなき小節に、詞も—・ゆる能登の守にあらねども」〈浄・女護...
くわわ・る【加わる】
[動ラ五(四)] 1 あるものに、さらに他のものが添えられてその数・量・程度が増す。「会員が新しく—・る」「要素が—・る」「貫禄が—・る」 2 ある事に参加する。仲間に入る。「一行に—・る」「話...
け‐ぎょう【加行】
1 正規の修行に入る前の準備的な行(ぎょう)。 2 密教で、受戒・灌頂(かんじょう)・伝授などを受ける前に行う修行。
しか‐のみ‐ならず【加之】
[接]《副詞「しか」+副助詞「のみ」+断定の助動詞「なり」の未然形+打消しの助動詞「ず」から》そればかりでなく。それに加えて。「特別な計らいを受け、—金品までいただけるとはありがたい」