おとり【劣り】
劣ること。劣るもの。また、年などが下であること。「与之助には六歳(むっつ)—にて」〈一葉・花ごもり〉 「いかでか、中に—優りは知らむ」〈竹取〉
おとり‐ざま【劣り様】
[名・形動]劣っていること。また、そのさま。「やむごとなき基(もとゐ)を見ながら、我はこよなき—にてまじらむかたをこそ」〈夜の寝覚・三〉
おとり‐ばら【劣り腹】
正妻以外の女。身分の低いほうの女。また、その女から生まれた子。「聞けばかれも—なり」〈源・行幸〉
おと・る【劣る】
[動ラ五(四)] 1 価値・能力・質・数量などが、他に比べて程度の低い状態にある。引けを取る。「技量は数段—・る」⇔勝る。 2 (「…におとらず」の形で)…と同じように。「今日も昨日に—・らず暑...
れっ‐か【劣化】
[名](スル)性能・品質などが低下して以前より劣ってくること。「画質が—する」
れっか‐ウラン【劣化ウラン】
天然ウランよりもウラン235の含有率の低いウラン。ウラン濃縮工場でウラン235を取り出した残りのものや、使用済み核燃料など。減損ウラン。DU(depleted uranium)。
れっか‐ウランだん【劣化ウラン弾】
劣化ウランを利用した弾丸。劣化ウランは鉄や鉛よりも比重が大きいため、高い貫通力をもつ。DU弾。 [補説]使用することで放射性物質が拡散し、人体や環境に悪影響を及ぼすものとして懸念されている。
れっ‐かく【劣角】
頂点と2辺を共有する角のうち、小さいほうの角。180度より小さい。⇔優角。
れっか‐コピー【劣化コピー】
すでにある作品や表現などの、程度や品質が劣る模倣のこと。できの悪い二番煎じ。「ビートルズの—に過ぎない」
れっ‐こ【劣弧】
円周上の二点によって円周を分けたときの、半円より小さいほうの弧。⇔優弧。