うつ‐ぼつ【鬱勃】
[ト・タル][文][形動タリ]内にこもっていた意気が高まって外にあふれ出ようとするさま。また、意気が盛んなさま。「—たる闘志」「何か—とした田舎ものの気概と情熱が籠っていた」〈秋声・仮装人物〉
ぎゅうしゅう‐ばぼつ【牛溲馬勃】
《韓愈「進学解」から》牛の尿と馬の糞(ふん)。価値のないもの、役に立たないもののたとえ。
ぼつ【勃】
[常用漢字] [音]ボツ(慣) 1 物事が急に起こる。「勃起・勃興・勃然・勃発」 2 盛んにわき起こるさま。「勃勃/鬱勃(うつぼつ)」 [難読]勃牙利(ブルガリア)
ぼつ‐ぼつ【勃勃】
[ト・タル][文][形動タリ]物事が勢いよくわき起こるさま。「—たる勇気」「雄心—として禁ずる能わずだ」〈魯庵・社会百面相〉
ゆうしん‐ぼつぼつ【雄心勃勃】
[ト・タル][文][形動タリ]心が盛んに沸き立つようす。「—として意気天を衝く」