いん‐とく【隠匿】
[名](スル) 1 人目に触れないように隠しておくこと。「物資を—する」 2 隠れた悪事。心の中に持った罪悪。「—心」「—を為す者と雖も天忽ち之を知る」〈服部誠一・東京新繁昌記〉
ざん‐とく【竄匿】
[名](スル)もぐりこんで隠れること。「初め我が同志、之を聞くや—して皆其蹤跡を晦ます」〈東海散士・佳人之奇遇〉
せん‐とく【潜匿】
[名](スル)人知れずかくれること。また、かくすこと。「金陵に—し、以て復讐を謀る」〈東海散士・佳人之奇遇〉
ぞう‐とく【蔵匿】
[名](スル) 1 人に見つからないように隠すこと。隠匿。「これを樹籬の中に—せんが為ならず」〈中村訳・西国立志編〉 2 犯人や逃走者をかくまって、捜査機関による発見を妨げること。
とく【匿】
[常用漢字] [音]トク(慣) [訓]かくす かくまう 隠して現さない。隠れる。「匿名/隠匿・竄匿(ざんとく)・潜匿・蔵匿・秘匿」
ひ‐とく【秘匿】
[名](スル)秘密にして隠しておくこと。「情報源を—する」
ぼう‐とく【亡匿】
[名](スル)のがれかくれること。