あ‐うら【足占】
古代の占法の一。一歩一歩吉凶の言葉を交互に唱えながら進み、目標に達したときの言葉によって占ったとも、あるいは、足音の強弱で占ったともいう。あしうら。
あし‐うら【足占】
「あうら」に同じ。
いし‐うら【石占】
石を用いた古代の占い。特定の石を持ち上げたときの軽重感で、また、樹木や鳥居の上に石を投げて乗るか落ちるかで占うなど、種々あったという。「夕占(ゆふけ)問ひ—もちて」〈万・四二〇〉
うた‐うら【歌占】
1 巫女(みこ)や男巫(おとこみこ)が神慮を和歌で告げること。また、その歌による吉凶判断。「男巫(みこ)の候が、小弓に短冊を付け—を引き候が」〈謡・歌占〉 2 百人一首の草子などを任意に開き、そ...
うたうら【歌占】
謡曲。四番目物。観世十郎元雅作。歌占を業とする渡会家次(わたらいいえつぐ)が、白山の麓で子の幸菊丸と再会し、神がかりとなって地獄の曲舞(くせまい)を舞う。
うら【占/卜】
事物に現れる現象や兆候によって神意を問い、事の成り行きや吉凶を予知すること。うらない。うらえ。「武蔵野に占部(うらへ)かた焼きまさでにも告(の)らぬ君が名—に出にけり」〈万・三三七四〉
えき‐せん【易占】
筮竹(ぜいちく)や算木(さんぎ)を用いてする占い。えきうら。
おび‐うら【帯占】
「常陸帯(ひたちおび)」に同じ。
か‐せん【寡占】
少数の供給者が市場を支配している状態。買い手が少数の場合を買い手寡占とよび、これと区別して特に売り手寡占ともよぶ。
かたぬき‐の‐うら【肩抜きの占】
「肩抜き」に同じ。