いん‐ばん【印版/印板】
版木に文字などを彫って印刷すること。また、その版木や印刷物。
いん‐ぷ【印譜】
古印や篆刻(てんこく)の印影を集めた書物。
いん‐ぽん【印本】
印刷した書物。版本。
いん‐みょう【印明】
仏語。手に結ぶ印相と、口に唱える明呪(みょうじゅ)すなわち真言。真言密教で説く三密のうちの二つ。
いん‐めん【印綿】
⇒インド綿(わた)
いん‐めん【印面】
印章の文字を刻んである面。
いん‐もん【印文】
1 印章などに刻まれている文字や記号。 2 お守り札。護符。おまもり。「善光寺様の御—にも勝って」〈浄・歌祭文〉
いん‐やく【印鑰/印鎰】
1 印判。印(いん)。 2 印判と鍵(かぎ)。 ㋐官府の長官の印と諸司・城門・蔵などの鍵。 ㋑天台座主(ざす)の職印と延暦寺宝蔵の鍵。また、僧綱(そうごう)の職印と僧綱所の鍵など。
いん‐ろう【印籠】
腰に下げる長円筒形の三重ないし五重の小箱。室町時代に印・印肉を入れていた容器で、江戸時代には薬を入れるようになった。表面に漆を塗り、蒔絵(まきえ)・螺鈿(らでん)・堆朱(ついしゅ)などの細工を施...
いんろう‐きざみ【印籠刻み】
刀の鞘(さや)に1.5センチくらいの間隔で横に筋を刻みこむこと。また、その鞘。外見が印籠を重ねた感じに似る。